興行収入173.5億円、日本の実写映画で堂々1位の『踊る大捜査線』
「事件は会議室で起きてるんじゃない、現場で起きてんだ!」
織田裕二演じる刑事・青島俊作がこう叫んでから、早いもので四半世紀以上。『踊る大捜査線』が復活するとの一報にファンたちは色めき立った。
1997年に放送された連続ドラマ『踊る大捜査線』(フジテレビ系)は、視聴率の全話平均が18.2%で、当時の水準で考えるとスマッシュヒット程度。
『踊る~』が“化けた”のは劇場版になってからだった。
冒頭の名言を生んだ1998年の『踊る大捜査線 THE MOVIE 湾岸署史上最悪の3日間!』は、興行収入101億円を記録。そして、2003年公開の『踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』は、興行収入173.5億円に。これは公開から20年以上経った現在も、日本の実写映画における堂々1位の記録である。
その後、2010年に『踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ!』、2012年に『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』が公開されてシリーズは完結していた。
今回発表されたのは、青島の盟友・室井慎次(柳葉敏郎)を主人公にしたスピンオフ映画のみだが、ティザー映像の最後には≪THE ODORU LEGEND CONTINUES≫とのメッセージ。
となると、ファンたちが期待しているのは当然、織田演じる青島刑事が主人公の劇場版第5弾だろう。そこで第5弾公開を願って、まずは過去4作品を振り返っていきたい。