“門下生”が続々とブレイクする“チーム青柳”
今季、球団史上初の日本一連覇を目指す阪神タイガースにおいて、開幕投手の大役を2年連続で務める青柳晃洋。
“虎のエース”の影響力はマウンド上だけに留まらない。過去2年間、自身が主宰する合同自主トレ“チーム青柳”が、チーム内外で密かなブームを起こしているのだ。
2021年に最多勝のタイトルを獲得し、2022年には投手三冠にも輝いた青柳は、2023年1月に後輩を引き連れて静岡・沼津で合同自主トレを初開催。前年よりも参加人数が増えた今年1月の合同自主トレも大盛況だった。
昨季は青柳合同自主トレ“門下生”である阪神の後輩投手、村上頌樹が前年1軍未登板ながら、MVP&新人王を獲得するほどに飛躍。また、青柳と帝京大学時代の同級生でもある西村天裕(ロッテ)も合同自主トレに参加し、昨季44試合登板で防御率1点台とキャリアハイの成績をあげた。
青柳合同自主トレ“門下生”たちが毎年のようにプロ野球界でブレイクする背景には、いったい何があるのだろうか――。