霞が関でも「事務次官を呼べ!」と省庁の幹部を罵倒

「孤立」の背景には、飛行機内の行動でも指摘されたクレーマー気質があるのかもしれない。霞が関で働くベテラン官僚はこうあきれる。

「長谷川氏の事務所に、法案についてレク(説明)をしたいと申し込み、秘書から『議員がレクを受ける時間を作れないので、法案の資料だけ届けてください』と言われたときのこと。

そのとおり事務所に資料だけ届けたら、長谷川氏が後から『なんで自分に会いに来ないんだ』『事務次官を呼べ!』『局長を呼べ!』と、激怒したんです。こちらに瑕疵はないのですが、しかたなく幹部がお詫びに行くと、長谷川氏に罵倒されました。

だからそれ以降は、秘書に『資料だけ届けて』と言われても、長谷川氏の事務所前で長谷川氏の出待ちをして、なんとか誠意を見せる形を取り繕っています。各省庁で同様の被害者は多数いますね。とくに地元の道路などの案件のごり押しがひどいようで、国交省が辟易としている印象です」

本人事務所Facebookより
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別の官僚も「省庁幹部が就任や異動のあいさつで事務所を訪れた際に、長谷川氏本人が不在だったので名刺を置いていったら激怒されたと聞きました。霞が関や永田町では普通のことなのに、こんなことでいちいち激怒されたら、仕事になりません」と嘆く。

さらに長谷川氏へのクレームは、地元・北海道でも……。

「長谷川氏は地元でもことあるごとに首長や自治体幹部を呼びつけ、地元をわがもの顔で支配しています。

自治体の職員にも、資料づくりを必要以上に何度もやり直させるなど、現場が疲弊する行為を繰り返していますが、職員はもちろん、首長も国会議員相手に何も言えず、疲れ切っている状況です」(北海道関係者)

現役CAを名乗る人物からの手紙には「長谷川様が気づきと態度を改めていただくきっかけになってほしいと思います」と記されていたという。

長谷川氏は、各地からの告発を受け、自身の言動を改めることができるだろうか。

取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班

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