「選挙に出るなら、れいわ一択だった」

――かつて私は、雑誌上で博士を「ルポライター芸人」と書きましたが、現在の博士の日本の政治やメディアの状況を見ての義憤が、一朝一夕のものでないことは十分、理解しています。その意味では出馬は必然だったとも思いますが、れいわ新選組であった理由は何でしょうか。

単純にれいわ新選組が掲げている政策が僕の持論にマッチするからです。特に消費税廃止などの経済政策や、憲法改正反対などですね。

――出るなら、れいわ一択でしたか。

一択でしたね。れいわから出るのって正直、有利ではないと思いますよ。まわりの候補の方の顔ぶれを見ても、自民党や維新で出たほうがいいんじゃないかと思えるキャリアの方もいっぱいいます。

でも、れいわのそういう部分にも僕は共鳴していて。NGO「e-みらい構想」代表の長谷川羽衣子さんは、グリーン・ニューディールの日本版をやりたいとおっしゃっていますが、そういう政治的な運動への賛意もあります。

「「いずれ日本からもゼレンスキーが出る!」水道橋博士の参院選出馬宣言_a

――選挙戦にのぞむにあたっての戦略的なビジョンは。

僕は今、泡沫候補ではないという自覚はあります。開票して「何百票でした」と言われるような人ではないと、自分では思っていて。

ただ、大きなビジョンで言うと、れいわは代表の山本太郎だって今のところ当選できるかわからないですし、党として比例代表で1枠は特定枠を作るので、得票総数次第では2人目も取れないかもしれない。

それでも、自分がれいわ新選組の票の積み重ねに役立てるのなら、(名簿の順位は)3番手であっても別に構わないです。例えば元参議院議員の大島九州男さんや長谷川羽衣子さんが2番手で上がれるんだったら、それでいいと思ってます。

――出馬にあたって、ご家族とはどんなお話を。

妻からは「とにかく子どもの教育費だけは残してください」と言われました。そこは家を売るので、「それでまとまったお金は入るよね」という確認はしました。

娘からは「私は公の仕事に就きたいという希望があるから、パパがもし先にそっちへ行って後ろ指を指されるようなことをしたら、私には迷惑だから」と言われたので、「絶対にそれはしないと誓える」と話しました。