4.るるぶKids 何になりたい?未来をみつける おしごと大図鑑(JTBパブリッシング)
就学前の子どもなど、低年齢の時期から読ませるならこちら。
既存の職種を中心に紹介するオーソドックスな内容が中心であるものの、「仕事って何?」「大人になると働くのはどうして?」という、子どもならではの素朴な疑問にも向き合っています。
「何をしたいか」は、「現状、何があるのか」を知らないと考えることができません。おうちキャリア教育デビュー本として読んでみては?
5.未来を考える「5分でわかる10年後の自分 2030年のハローワーク」(KADOKAWA)
5人の登場人物を中心に据え、しっかりとした物語に沿って、働くことについて考える仕様になっているのがこちら。
「働く」ということが、だんだんリアルになる中学生にも、十分に読み応えがある1冊です。
未来の仕事を知って、これをやりたいと思うだけではなく、「この仕事に就くには、今何をするべきか」という視点を与えてくれるのも本書の特長です。
子どもに問う、どう生きたいのか?
キャリア教育の観点からみても、既存の職業の中から「何になりたい?」と考えるのではなく、「将来どのような人間になり、社会の中で何をしていたい?」と大枠で捉えることはとても重要です。
今の世の中は、「そのためには、今何をするべきだろう」というところまで考えることが、小学生の時点から求められています。
家庭で子どもの将来の夢について話すときに、親世代の価値観や、今ある職業だけにとらわれない視点をもつためにも、今回紹介した本をぜひ参考にしてみてください。
【参考URL】
小学6年生の「将来就きたい職業」、親の「将来就かせたい職業」(株式会社クラレ)
https://www.kuraray.co.jp/enquete/2021_s6