このサロペットでまず特筆すべきなのはポケットの多さだ。
iPadも難なく入る特大のものから、小さなペン差しまで含め、実に15もの(!)ポケットがある。
基本的にガーデニング用として作られた服なので、庭作業で必要な細々とした道具をみんなポケットに詰め込んで動けるようになっているらしいのだが、日常着に転用したらカバンなど持つ意味がなくなってしまうほどだ。 

“完璧な服”ワークマンのレディースサロペットが、音楽好きにとって由緒正しき服でもある理由_3
随所に施された大小様々なポケット

僕はこのサロペットをガーデニングではなく、DIY作業をするときのために買ったのだが、ポケット盛りだくさんの機能性に感動し、もはやちょっとした外出時などにも躊躇なく着ていくようになっている。 

“完璧な服”ワークマンのレディースサロペットが、音楽好きにとって由緒正しき服でもある理由_4
ナイロン製パーツは、スナップボタンで取り外しでき、体の前側にも後ろ側にもつけられるようになっている

 サイズ展開は少ないが、調整幅が大きくゆったりめの作りなので大丈夫

ワークマン・サロペットの第二の特筆ポイントは、作業着であるにもかかわらず、デザインもカラーも秀逸で、普段着としてもおしゃれなところだ。
と言っても特殊な服であることには違いないので、人によっては「こんなもん着られるか!」と思うかもしれない。
でも街では無理だとしても、バーベキューやキャンプ、釣り、それに登山などのアウトドアシーンでは、きっと活用できるのではないかと思う。

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日常着としても全然OK

ちなみに僕はミリタリーっぽくてかっこいいなと思ったのでグリーンを選んだが、このサロペットは3色展開で、妻が選んでいた黒のほかにもベージュがある。
僕は洗い替え用にベージュをもう1着……と狙っているのだが、どうもコチラ大変な人気商品となっているようで、この原稿を書いている6月上旬現在、どの店舗にも見当たらないし、ネットでも「売り切れ」となっている。
ワークマンさんもきっと売れ筋商品として一生懸命増産しているだろうから、待っていればまた市場に出てくるだろう。
そしたら僕は、すかさず買いに走るつもりだ(皆さんもお早めに)。

レディースだけど男性にオススメしている行きがかり上、サイズ感についてもお伝えしなければならないが、このサロペットにはMとLの二種類しかない。
Mは身長150〜160cm、Lは155〜165cmと設定されているので、この時点で「自分は着られないな」と思う男性も少なくないだろう。

僕は身長165cmのチビっ子なのであまり参考にならないかもしれないが、Lサイズで余裕をもって着ることができた。
肩にかける2本のストラップで長さ調節ができるので、表記以上に幅広い体型をカバーできるようなのだ。
生地はストレッチが効いているし、作業着という性格上、胴回りはゆったりな作りなので、比較的恰幅のいい男性でも窮屈せずに着られそうである。 

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妻のサロペット(黒)と僕のサロペット(グリーン)。ペンキで汚れても様になる