市場規模は10年で倍に! 32種の味はどう生まれた?

実は、豆乳の市場は年々、拡大中。過去10年で国内生産量が約2倍に伸長しているそうだ。その鍵の1つには、ユーザー層の広がりがあると荻生氏は話す。

「もともと豆乳は女性の方々が中心のマーケットと言われていたのですが、最近は20代・30代の男性にも飲まれるようになっており、マーケットの裾の尾がかなり広がっている印象です」

男性ユーザーが増えた理由について、荻生氏は次のように分析する。

「先ほど申し上げたSNSでの情報発信と、健康志向への高まりが影響していると分析しています。

体質を改善したい方、エネルギーを摂取したい方の中には、タンパク質を摂ろうとする人も多いでしょう。多くの方は食事の中でタンパク質を摂ろうと試みると思うのですが、豆乳の場合、飲むだけで、余分な脂質などを摂ることなく、簡単に植物性タンパク質が摂れるという点でもおすすめです」 

SNSで大バズリ! メーカーも予想外だった“豆乳アイス”誕生秘話_3
今回のイベントで試せる10種類の豆乳

キッコーマンの豆乳といえば、その種類の豊富さも特徴だ。

2022年6月現在、季節限定のチョコミント味や塩レモン味なども含めると32種の味が展開中。紅茶味や、抹茶味、バナナ味などのフレーバーもあれば、ブラックチョコやプリン味、かぼちゃ味などもある。その商品開発はどのように行われているのだろうか。

「毎年、8商品ほどの新しい商品が誕生しています。味の開発をする上で意識しているのは、おいしいだけではなく、商品名と飲んでいただいた時の期待を良い意味で裏切る、ワクワクするような体験ができるということです。

バナナ味のような定番の味から、バニラアイス味などのなかなか見つけられないオリジナリティのある味まで。さまざまな方が豆乳を手に取るきっかけに繋がればよいなと思っています」

ちなみに担当者の荻生氏がおすすめするアイスにぴったりな味3つは次の通り。

チョコミント味…チョコミントアイス、そのものの味をおいしく楽しめる
バナナ味…バナナピューレをふんだんに使っているため、バナナの風味が強く濃厚味
塩レモン…塩とレモンの爽やかな味わいがアイスにぴったり!

気象庁による最新のエルニーニョ監視速報(2022年5月12日付)によると、平均気温が平年以上と見込まれる今夏。豊富な味の、ヘルシーな豆乳アイスで暑さを乗り切ってみてはいかがだろうか。


取材・文/於ありさ

「キッコーマン 豆乳アイスSTAND2022」
日時:2022年6月1日(水)~6月7日(火) 11時~19時(初日のみ14時~19時/最終日のみ11時~17時)
場所:渋谷ストリーム 稲荷橋広場(東京都渋谷区渋谷3-21-3 渋谷ストリーム前)
入場料:無料

「キッコーマン 豆乳アイスSTAND2022 in OSAKA」
日時:2022年6月4日(土)~6月5日(日) 11:00~19:00
場所:ヨドバシ梅田 1F南東入り口前(大阪府大阪市大深町1-1)
入場料:無料