子供の頃から憧れていた父の「グランドセイコー」

「僕が3歳のころのすべてにおいて、娘はポテンシャルが上回っている」DAIGOが大切にする娘と語らうベランダの時間と妻・北川景子とのプレゼント交換_1
西島秀俊さん
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──西島さんはかつて、お父さまから「グランドセイコー」を譲り受けたことがあるとか?

西島秀俊(以下、同) そうなんです。子供の頃って父親の持っているものに憧れるじゃないですか。僕の中で時計のイメージは父親がつけていた「グランドセイコー」でしたし、すごく好きだったんです。父が仕事を引退してからしばらくして、僕に譲ってくれました。シンプルでどんなシチュエーションでも使えるので、今でも大切に使っています。

──ドラマ『黄金の刻〜服部金太郎物語〜』では、「セイコー」の創業者である服部金太郎を演じられましたが、作品に感じた魅力は?

明治・大正・昭和という激動の時代に、丁稚奉公だった人が仲間とともに世界的な企業を作っていくという物語に、僕自身すごく力をもらいました。金太郎は火災や震災など、数々の困難に巻き込まれてきた人。その度にマイナスをプラスに変えて乗り越えていく姿から、エネルギーをもらいました。

──「1分1秒は誰にでも等しくある」「どんなに悔いても、思いを巡らせても、時間は1秒たりとも戻らない」という劇中のセリフが印象的でした。テレビで見ない日はないほどご活躍されている西島さんなりの、時間の使い方は?

仕事はもちろん家族など、たくさんの人と共同作業をしていくと、どうしても自分のペースでは動けなくなるし、時間がどんどん減っていくんですよね。とはいえ仕事以外のインプットもしたいし、睡眠時間も確保したい。

移動時間など、時間を有効に使うためにどのタイミングで何をするかということは、行動する前にすごく考えます。けれどそれができるようになったのは結構最近のこと。自分のやりたいことができる環境になり、やりたいことが増えていく状況に合わせて、時間の使い方を意識するようになりました。