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金属バットの高校入試
――春ですね。学生も社会人も新生活に胸をふくらませているころでしょうか。受験シーズンも終わりましたが、お二人は高校受験で何か思い出はございますか。
小林 試験受けましたよ。
友保 俺は面接で入りました。
小林 そんなルートあったんや。AO入試やな。
――面接ではどんなことを聞かれたんですか?
友保 「なんかできる?」って聞かれて。「なに見たいすか」って言ったら「見たことないの見して」って言われたんで、その場で爪はがしましたよ。これで一発合格。
小林 バリ取りみたいなことやな。
友保 剥がして血ぃ出して、向こうの目をずっと見てる。ハンコに血を塗って……合格!
小林 剥がしたんだから研磨しなさいよ(笑)。
――試験日にはいろいろな中学校から生徒が集まるじゃないですか。変わった中学生もいらっしゃいましたか。
小林 年上多かったよな。
――年上??
小林 年上同士が入試の日に喧嘩するんですよ。あれどういうルートで来てるんやろか。
友保 一個ダブってんのよ。あと入って、すぐやめて、入り直したり。
小林 秋にやめて、入り直して、また冬にやめた。
――なるほど、いろんな人生模様がありますね。合格発表は掲示板に張り出されるタイプでしたか?
友保 いや、なんか数字書いた鳩飛ばされて、それを先生がショットガンで撃つ。落ちた番号が不合格でした。
小林 ショットガンだとそんな距離は稼げないな(笑)。