「シーシャの店を開こうと思ってる」
このころの曾我容疑者はすでに、「郷里でラーメン店を開業する」という夢はどこかに吹き飛んでいたようだ。この女性には全く違うことを言っていた。
「お金はあるけどとにかく遊び歩いて、フットワーク軽いから、どこでも行っちゃうとか言っていました。あと、どこか田舎の県でシーシャ(水タバコ)の店を開こうと思ってるとか。田舎でシーシャやったら儲かるんじゃないかとか、そんな話ばっかり、金と女のことばかり考えている印象でした」
難を逃れたとはいえ、ホテルで危うく押し倒されそうになった経験は、気持ちのいいものではない。Hさんは事件報道を見て、あらためて恐怖がフラッシュバックしたという
「あそこで金を払わなければ私はどうなっていたのか…そう思うとゾッとします」
正月を迎えることができなかった2人の被害者女性の目に最後に映ったのは、どんな景色だったのだろう。
調べの際、曾我容疑者は“黙秘”を続けているという。
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取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班