「来月の返済のために、姫たちは風俗やパパ活をしてお金をつくります」
そんなバカ騒ぎするホストたちを尻目に、サンタのコスプレグッズを持ち、”朝ホス”と呼ばれる朝6時からの営業に向かうホストも歩いている。このクリスマスの2日間には、朝ホスもそれなりの需要があるようだ。
「基本的に”朝ホス”ってメジャーな夜の部に比べたら客も少ないんですけど、クリスマスは特別感があるんでしょうね。いつもよりはにぎわうと思いますよ。ただデカい掛け(売掛)とかはそもそもやってない人ばかりなんで、派手な売り上げにはならないかもですが。むしろ、こんなタイミングで掛け(売掛)持ちかけられても『飛ばれるのでは?』と勘繰りますよ(笑)」
さらに取材を進めると、なにやら路上で揉めている男女を発見した。「帰りたくない、怒らないで」と駄々をこねて座りこむ女性に対して、最初は「おれを困らせないで、言うこと聞いて」と説得していた男性だが、ついに我慢できずに「話聞けよ! うぜえな!」と語気を荒げたため女性は泣きだしてしまい……。
1時間にわたる説得の末に女性はトボトボと帰って行ったが、帰り際、街で男性に声をかけられても下を向いたまま完全に意気消沈の様子だった。彼女は帰り道、いったいなにを思ったのだろうか――。
「こうしてクリスマスが終わると、この2日間でつくった掛け(売掛金)を来月までに返済するために、多くの姫たちは風俗やパパ活をしてお金をつくります。去年の年末は、自分の周りにも『担当(ホスト)の掛け返さないと~』と言って大久保公園で立ちんぼしている子も大勢いました」(前述・30代女性)
相次ぐホストクラブのトラブルに際し、警視庁は25日、女性客やその家族を対象とした「相談窓口」を開設した。同庁は「悩んでいることがあれば誰でも相談してほしい」というが、果たして上手く機能するのだろうか――。
#1「嫌だ~帰りたくない~」と泣き叫ぶ客、「同担に勝ったときの脳汁ハンパない」と勝ち誇る女…ホス狂たちのクリスマス2023「60万円使ったのにアフター断られたんで」と路上で一人酒も
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取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班