グミを飲み込むまでの回数で分かる噛む力の衰え

好きなグミをひと粒口に入れて飲み込むまでに、何回噛んでいますか?

いかがでしょうか?「20回ほどかな」という人もいれば、「いや、40回は噛んでいるよ」という人もいるでしょう。もしかしたら、10回ほど噛んだら、もう飲み込んでいる人もいるかもしれません。
グミのかたさにもよりますが、平均的には、ひと粒につき30回ほど噛んでいるとされています。
この数字から、もしあなたがグミひと粒につき30回より少ない回数で噛んで飲み込んでいれば、それは「あまり噛むことができていない」というひとつの目安になります。

自分が食べたり飲み込んだりする早さは、ふだんあまり意識しないものです。
そのため、自分ではなかなか気づきにくいのですが、グミをひと粒噛むのが30回以下の人は、ふだんの食事も十分に噛まないまま飲み込んでしまっているかもしれません。
そうして、知らないうちに体に負担をかけている可能性が高いといえます。

歩かなければ足腰の筋力が落ちてしまうのと同じです。
よく噛んでいないということは、あまり口の筋肉を動かしていないわけです。
それは、口の筋力が衰えてしまうことにつながります。
つまり、グミをひと粒30回よりも少なく噛んでいる人は、「噛む力が弱っている可能性が高い」といえるのです。

よく食べこぼす、最近あまり食べ物の味がしない、滑舌が悪くなった…思い当たる人は「口だけ老人」になっている? 健康を損ねる可能性もある「口の老化」とは_2
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照山裕子
監修/來村昌紀

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『食事でムセる かみ切れない 口臭が気になる人のための口の強化書』(アスコム)
照山 裕子 (著), 來村 昌紀 (監修)
よく食べこぼす、最近あまり食べ物の味がしない、滑舌が悪くなった…思い当たる人は「口だけ老人」になっている? 健康を損ねる可能性もある「口の老化」とは_3
2023/5/27
1,430円
単行本‏: ‎ 192ページ
ISBN:4776212609
ほとんどの栄養は、口から体に入っていきます。口が老いるとその栄養がうまく取れなくなり、全身の衰えへとつながっていきます。
「すべての老化は、口からはじまる」といわれているのは、そのためです。
口が衰えているかどうか、それはいつまでも若々しく健康な人生を過ごせるかどうかを決める、重要な分かれ道なのです。
だからこそ、試してもらいたいのが、本書で提案する1日2回の「かみかみリズム体操」。
みんなが大好きな、ある食べ物を使ったカンタン体操!楽しく、おいしく、口の老化を予防できます。考案したのは、『毒出しうがい』がベストセラーとなった歯学博士の照山裕子先生。口の老化を防ぐだけでなく、ストレス解消、やる気もアップ!心の若返りも期待できる方法です。
食事中によくムセる、肉やゴボウなどの繊維質の野菜がかみ切れない、口臭が気になる食欲がわかない、食べているとなんだか疲れる、胃もたれする、口が乾く、滑舌が悪くなった という口の衰えを実感している人はもちろんのこと、いつまでも健康で元気に暮らしたいという人はぜひ試してみてください!
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