今のあなたには、自分の人生を選ぶ自由がある
<人生相談vol.8>
私は今年24歳になりました。20代前半も今年で最後。何かやっておくべきことやアドバイスがありましたらお願いします。(天丼ちゃん・24歳・女性)
「自分は何をしたらいいですか?」なんてさ、聞かれてもわからないし、知らない人にアドバイスもできないよ。「何かやることありますか?」じゃなくて、「何ができるか?」を考えたほうがいい。
芸能人って、こうやって雑に話しかけられることが多いんですよね。「やっておくべきことを教えてください」という時点でこの人は他人まかせ。自分で解決しようとしないと。
――20代後半やアラサーになる不安、というのがあるのかもしれませんよ。
そういえば、この前いいこと聞いたんです。年齢を2で割った数字を、1日の時間にたとえる考え方なんですけど。
たとえば40歳だったら、2で割れば20時。つまり、ゴールデンタイムですよ。好きなお酒と好きなおつまみを買って、好きなテレビ番組を見る。いちばん楽しい時間じゃないですか。
この相談者は24歳。ということは2で割ったら12時。まだお昼ですよ。朝起きて、支度して、仕事に行って、お昼休憩に入ったところ。「ランチは何を食べようかな?」って頭を悩ませるタイミングです。今のあなたには、自分の人生を選ぶ自由があるんですよ。
24歳なんて、まだまだ人生の昼どき。好きなことをすればいいんですよ。自分がやりたいことをやればいい。それだけです。
――ちなみに、久保田さんは「若いときにやっておけばよかった」という後悔はありますか?
ないですね。強いて言えば……礼儀正しい家に生まれたらよかったなとは思います。礼儀がなってないのは、親のせいですから。親から受ける影響って想像以上に大きいんですよ。
うちの前のマネージャーなんて、仕事がのってきたところなのに、会社を辞めてひとりで海外に行きましたから。親があいつを甘やかしすぎたんですよ、間違いなく(笑)。
聞き手・撮影/キンマサタカ