手形足形は、業界に計り知れない影響を与え、貢献した人の証

日本人初、ハリウッドに手形足形を刻んだYOSHIKI「明日何が起こるか分からないのが人生」渡米25年の知られざる苦労とアメリカでの本当の評価とは_1
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YOSHIKIの初監督映画『YOSHIKI:UNDER THE SKY』(2023)のLA プレミアが9月14日、ハリウッドのTCLシアター(チャイニーズシアター別館)で行われ、同日午前中には、グローマンズ・チャイニーズシアターの前で、日本人として初めて手型足型を刻むセレモニーも行われた。

手型足型を刻む伝統が始まったのは約100年前。これまで300人あまりのエンターテイナーがその栄誉を受けた。映画のみならず音楽、スポーツ関係者、動物(西部劇で活躍した馬など)も含まれており、『スター・ウォーズ』のR 2-D2 、C3PO、ダース・ベイダーも1977年に、ともに手型足型を刻んでいる。

この栄誉への第一歩は、「業界に計り知れない影響を与え、貢献した人」という最低条件をクリアすること。チャイニーズシアターの特別委員会が推薦、検討、選択をしている。公平を期すため、委員会のメンバーが誰なのかは一切公表されていない。裏で票を買収できないように最大の注意を払っているそうだ。これを知ると、YOSHIKIの栄誉がいかに貴重なものかがわかる。

日本人初、ハリウッドに手形足形を刻んだYOSHIKI「明日何が起こるか分からないのが人生」渡米25年の知られざる苦労とアメリカでの本当の評価とは_2
ドラマ『イカゲーム』の影響で、アメリカでも人気が上昇しているイ・ビョンホン

今回のセレモニーに駆けつけたYOSHIKIの友人であるイ・ビョンホンは「K -POPはYOSHIKIの影響を多大に受けて成長しました。アジアの音楽業界の飛躍は、YOSHIKIの先駆者的活躍に負うところが多い」と祝辞の中で語っていた。