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主人公に共感しすぎて笑っちゃいました
――主人公の奏音は、岡本さんとほぼ同世代ですが、原作コミックを読んだときの感想は?
あっという間に読んじゃいました。共感できる…というか、自分と重なりすぎて笑っちゃいました(笑)
――どんなところが?
結婚を一番には考えていないところ、でも結婚したくないわけじゃないところ、すべてを手に入れたいという欲はないけれど、現状を楽しむ能力には長けているところ……数え上げたらキリがないですけど、一番は、自分で自分の機嫌がとれるところですね。
――確かに、30代の女性は仕事もおもしろいし、食べ物やお酒の美味しさもわかるし、ひとりで楽しむ術を知っていますよね。
そうなんです。だから、結婚に対して、夢だけを見ていられなくなってきちゃう。今は情報社会で、結婚生活のネガティブな部分も知ってしまいますよね? 自分は失敗したくないと慎重になりすぎてしまうように思います。一歩踏み出す決心がつかない。
――ドラマでは、婚活パーティーで知り合った年下のイケメン社長から「あなたと結婚したい」と言われて格差婚することになるわけですが…。
人生を自分で選択していけるタイプの女性は、なかなか自分では結婚を選択できないから、そんなふうに巻き込まれるくらいがちょうどいいんじゃないかな、と奏音を演じながら思いました。
一歩踏み出す前に悩むんじゃなくて、一歩踏み出しながら、踏み出したことに戸惑いながら前に進んで、悩めばいいのではないか、と。