ビデオ通話や外国語翻訳にも役立つ機能を搭載
Pixel Foldは、本体を90度前後まで開くと内側のディスプレイが起動します。横向きのまま開くと、ノートPCのような「テーブルトップモード」に変わります。本体の角度調整は、さらに90度から180度まで自由に行えます。
外側の5.8インチの有機ELディスプレイもまた、画面を起動したままフレキシブルに角度を調整できます。たとえば動画を見たり、ビデオ通話に利用したりと、使い勝手がとてもよいです。
Pixel Foldは本体の外側背面に高精細なトリプルレンズカメラを搭載しています。「リアカメラ・セルフィ」という、Pixel Foldのカメラアプリでより高精細なセルフポートレートを撮るための機能を使うと、望遠カメラや超広角カメラに切り換えて高精細なセルフィや動画が撮れます。
この機能を応用したところ、メインカメラ側で自身の姿をより高精細にキャプチャしながら「Zoom」アプリでビデオ通話もできました。ただ、Zoomではカメラを横位置に構えると映像の上下が反転してしまったり、そもそもこの機能が使えないビデオ通話アプリがあったりと、サービス側が最適化されるまで少し待つ必要がありそうです。
Googleは次期Android 14で、「デュアルスクリーン通訳モード」という機能をPixel Foldに追加する予定です。
デュアルスクリーン通訳モードでは、本体を開いた状態で、内外側のディスプレイに2つの言語による同時通訳のテキストを表示してくれます。対面でのビジネスシーンや旅行など、外国語会話を必要とするコミュニケーションをサポートする、Pixel Foldならではの便利な機能です。翻訳の正確さやスピードなど、どれほど即戦力として使える機能なのか、筆者も試せる機会を心待ちにしています。