党勢低迷の立憲は立花氏の選挙戦術に脱帽?
「絶対早く保釈させます!」「23日後に六本木でご飯食べましょう! ホリエモンと3人で」
そんな立花氏からのLINEに対し、ガーシー容疑者は親指を立てた「グー」スタンプを送信。その約15分後には警視庁に逮捕され、時折笑みも浮かべながら、警察車両に乗り込んだ。
一方、ガーシー容疑者が当選後、1日も国会に登院しなかったことで除名処分を下した永田町からは、戸惑いや呆れといったさまざまな声が上がった。
これまで旧NHK党の動向に神経をとがらせてきたNHK記者からは「著名人を脅迫した容疑がかけられるような人物だとわかりながら当選させてしまった有権者も、その代償を痛感したのでは」「自身の党にこれだけの不祥事が起きているのだから、もうさすがに、NHKへの追及も弱めてほしい」と冷ややかな声があがった。
自民党関係者は「ようやく逮捕された、という感じ。岸田首相自身が『公邸忘年会』で出席者と一緒に記念撮影をしていたことがワイドショーで連日報じられ、衆院解散に逆風が吹いていたタイミング。世の中の関心が一気にガーシー容疑者に向かって、首相はガーシー容疑者に頭が上がらないのでは」と、ガーシー騒動が首相の解散戦略に与える影響を分析した。
一方、党勢低迷が続く立憲議員からは「政治家としての立花孝志はまったく評価しないけど、ある部分で『選挙の天才』であることは認めざるをえない。ガーシー容疑者の逮捕を機に、話題をつくって、衆院選に向けて仕掛けてくるのでは」と”脱帽”するような声も漏れた。