自分の尊厳を自分以上に守ってくれる
誰しも仕事で求められる自分と、本当の自分とに少なからず乖離があるのではないでしょうか? 私はアナウンサーという仕事に誇りを持っていますし、会社に対して感謝もしています。
ただ時に、本当の自分の気持ちがわからなくなったり、さまざまな言葉に傷ついたりすることもあります。
そんな状況でも毎日前向きでいられるのは、友人たちが本当の私を知ってくれているから。彼女たちは心ないコメントに対して私以上に怒ってくれて、傷つきそうなとき、私の尊厳を守ってくれる。本当に心強い存在です。
強いと言えば、私たちが通っていた女子校の名物先生が「男は踏み台、使い捨て」という強烈な名言を授けてくれました。
その真意はもちろん文字通りではなく、「男性に頼るのではなく、自分の足で立ち、独力で判断し責任を持って生きていけ!」という女子高校生の背中を押す言葉だと解釈しています。
「男性をはじめ、誰かがいなければ生きていけないような人間になるな」そんな教育を受けてきた学友だからこそ同じイズムが流れていて、3人とも精神的に強く、自立しているのだと思います。