ロッカーの扉がゆっくり開き…
●『ダビング』(「ほんとにあった!呪いのビデオ 24」収録)
3本目は「ほんとにあった!呪いのビデオ 24」に収録された映像『ダビング』。これは前後編に分かれた長編の中で流される映像だ。
ほん呪では通常、前後編の場合、特に警告(「観た人にも影響出ますよ」みたいなやつ)付きだと、後編の最後に目玉の心霊映像が流されるものだが、今回は珍しく前半で映像が流れる。
その内容が、ロッカールームをただ映しただけのもの。それだけでも不気味なのだが、そのロッカーの扉のうち1つが次第に開いていく。そして、その中から顔がゆっくり、ゆっくりと現れる。どういう状況なのかまったくわからないうえ、その顔の恐ろしさも相まって、本当に見てはいけないものを目にしてしまった気分になってくる。
取材パート自体は少々やりすぎでは、と思わなくもないが、それに説得力を持たせるだけの禍々しさがある。この本物感は中々出せない。