ロッカーの扉がゆっくり開き…

●『ダビング』(「ほんとにあった!呪いのビデオ 24」収録)

3本目は「ほんとにあった!呪いのビデオ 24」に収録された映像『ダビング』。これは前後編に分かれた長編の中で流される映像だ。

ほん呪では通常、前後編の場合、特に警告(「観た人にも影響出ますよ」みたいなやつ)付きだと、後編の最後に目玉の心霊映像が流されるものだが、今回は珍しく前半で映像が流れる。

【お分かりいただけただろうか?】発売開始から23年。100巻を迎える心霊ビデオの金字塔「ほんとにあった!呪いのビデオ」。ホラーファン必見の傑作は?_2
「ダビング」は公式YouTubeチャンネルにアップされていない。ぜひレンタル等でチェックを。「ほんとにあった!呪いのビデオ 24」(https://net-broadway.com/wp/2007/06/08/bwd-1765/
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その内容が、ロッカールームをただ映しただけのもの。それだけでも不気味なのだが、そのロッカーの扉のうち1つが次第に開いていく。そして、その中から顔がゆっくり、ゆっくりと現れる。どういう状況なのかまったくわからないうえ、その顔の恐ろしさも相まって、本当に見てはいけないものを目にしてしまった気分になってくる。

取材パート自体は少々やりすぎでは、と思わなくもないが、それに説得力を持たせるだけの禍々しさがある。この本物感は中々出せない。