私事だが、新型コロナ流行の1年前に夫に出会い、外出自粛前に滑り込みで同棲。今年2月に結婚した。目下、結婚式の準備を進めているところである。
友人の結婚式に数多参列してきた30歳。しかし、いざ自分が結婚式を挙げるとなると、その無知ぶりに呆然とした。
そこで、株式会社ウエディングパークに結婚式の最新事情を取材。#幸せバトンに、お譲りアカウント……令和の花嫁の結婚式準備のトレンドの背景を聞いた。
令和の結婚式=おもてなしのイベント
――「ナシ婚」「地味婚」という言葉をよく聞きますが、結婚式をする人は減少傾向にあるのですか?
結婚式市場は経済にとても左右されやすく、景気が悪くなると挙式件数が減るという明らかな傾向があります。
しかし一方で、災害で減ることが少ないのも結婚式の特徴です。事実、2011年の東日本大震災後は「何があるかわからないからこそ、家族の繋がりを感じられる結婚式を大事にしたい」という流れがあり、件数が減ることはありませんでした。
コロナ禍で結婚式自体は減っていますが、実はコロナ前は結婚式にかける費用の相場は上がりつつあったんですよ。「家族や大事な人に感謝を表すイベント」として結婚式をとらえ、式場やお料理など、お金をかけるところにはしっかりとかけて、ゲストにおもてなしをしたい、と考えるカップルが増えていたのです。
コロナ禍の今でもその傾向は変わりません。交通面の利便性やゲストの快適さ、料理の質を重視するカップルが多いんです。