「水着をやるんだったら、芸能界に残らなくて大丈夫です!」実はファッション誌の専属モデル経験はなし。もうショートカットはやめるかも。田中美保の意外すぎる秘話_2

「水着をやるんだったら、芸能界に残らなくて大丈夫です!」

――いろんな選択肢がある中で、モデルの仕事を選んだのはなぜだったのでしょう?

最初入った事務所が、すごい小さい事務所だったのですが、モデルというよりもグラビア関連のお仕事をされている方が多い事務所だったんですね。

それで中学生になったときに少年誌で水着の撮影をやらないかというお話が出たんですけど、それを聞いたときに「水着(の仕事)をやるんだったら、芸能界に残らなくても大丈夫です!」って断ったんです。

それ以降、ファッション誌の現場に事務所の方が連れていってくださるようになって、気づけばモデルのお仕事がメインになっていきました。とは言っても、専属モデルをやったことはないんですけどね。

――!? それは意外です。

『Seventeen』や『non-no』のイメージが強いとは思うのですが、その間に別の雑誌にも出させていただいていますからね。専属モデルだった経験はないんです。

――グラビアの仕事をはっきりと断ったというのは、なぜだったのでしょうか?

当時は中学生だったこともあって、水着のお仕事には抵抗があったんですよね。それで自分がやるつもりのなかったことを、苦痛を感じながらやるのは違うなって。

あと芸能界って幻みたいな世界じゃないですか。人気商売だし、応援してくださる方がいなければ仕事もなくなっちゃうというのはずっと理解していました。

だから、高校1年生の終わりごろまではバイトもしていたんです。そこで働いた経験もあって「別に芸能界でのお仕事がなくなっても困ることはないだろう」って思っていました。

――どんなアルバイトをされていたんでしょうか?

最初はセブンイレブンで、その後にガソリンスタンドで働いていました。

――なぜ、その2つだったのでしょう?

どっちも兄がやっていたアルバイトだったんですよね。だから、なんとなくどんな感じかは聞いていましたし、スムーズに入れたんです。

結局、高校1年生の終わりぐらいから『Seventeen』の仕事が忙しくなってきて、そのタイミングで事務所の方から「バイトも、学校もなんて無理だよ」ってやんわりと諭されて、辞めちゃったんですけどね。

私的にはすごく楽しかった思い出です。

――当時の経験が芸能界で生きていると思ったことはありますか?

アウトドアな環境での撮影に抵抗がある子もいる中で、私は全然気にせずできちゃうってことですかね。「ガソリン臭くなっちゃう」ことには慣れていたので。

あとは、芸能界とは関係ないのですが、最近セルフレジやセルフのガソリンスタンドが増えたので、めちゃくちゃスムーズにできます(笑)。