トム・ハンクスの映画が好き!

「ピンクが好きそう」「いつもワンピースを着ていそう」…典型的な女性像に当てはめられやすい有村架純。「だからといって本当は違うんです、という必要もないのかな、と(笑)」_2
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──ロードショーは雑誌の頃からハリウッドのスター俳優たちを応援してきたメディアです。有村さんは忘れられない映画や好きな俳優はいますか?

トム・ハンクスです。彼が主演した映画『ビッグ』(1988)は傑作だと思います。13歳の男の子が「大人になりたい」という夢を叶えるお話なんですが、「トム・ハンクスって、こんなにチャーミングなお芝居をするんだ」と、すごく感動しました。

コミカルで笑いもあるけど、ヒューマンストーリーでもあり、温かい気持ちにしかならない、とても平和な作品なんです。『フォレスト・ガンプ/一期一会』(1994)、『ハドソン川の奇跡』(2016)も好きなんですが、やっぱり一番は『ビッグ』ですね。

──最後に完成した映画『ちひろさん』を見た感想を教えていただきたいです。

誰かが殺されたりするわけでもなく、犯罪者が出てくることもなく、ただそこに暮らしている人たちが、ちひろさんに出会って、心を動かされて、救われて、という、本当に優しい作品になっていると思いました。それは、今泉力哉監督の心根の優しさが作り上げたものだろうな、とも。

監督の作風がしっかり生かされている映画なので、この映画がみなさんの心にどんな風に届くか、とても楽しみです。

──個人的には『ちひろさん』、これからも続いてほしいなと思いました。

そうですね。この作品ではお弁当屋さんでしたが、違う職業のちひろさんにまた会いたいです。

#1はこちら

取材・文/斎藤香 撮影/MISUMI ヘア&メイク/尾曲いずみ スタイリスト/瀬川結美子

有村架純
1993年2月13日生まれ。兵庫県出身。2010年ドラマ『ハガネの女』(EX)で俳優デビュー。2013年連続テレビ小説『あまちゃん』(NHK)の好演が話題になり、2017年連続テレビ小説『ひよっこ』(NHK)では主演を果たす。2015年主演映画『ビリギャル』の演技で日本アカデミー賞主演女優賞、新人俳優賞などを受賞。2021年『花束みたいな恋をした』で日本アカデミー賞最優秀主演女優賞を受賞。ほか出演映画は『前科者』『月の満ち欠け』(いずれも2022)など多数。近作はNHK大河ドラマ『どうする家康』(2023)など。

映画『ちひろさん』

「ピンクが好きそう」「いつもワンピースを着ていそう」…典型的な女性像に当てはめられやすい有村架純。「だからといって本当は違うんです、という必要もないのかな、と(笑)」_3


風俗嬢の仕事を辞めて、海辺の街のお弁当屋さんで働いているちひろ(有村架純)。元風俗嬢であることも隠さず、ホームレスのお爺さんから近所の子供まで誰にでも分け隔てなく接するので、彼女に惹かれる人は多い。中でも厳格な家庭に息苦しさを感じている高校生のオカジ(豊嶋花)とシングルマザーのヒトミ(佐久間由衣)の愛を求めている小学生のマコト(嶋田鉄太)とは次第に家族のように仲良くなっていく。人懐っこくて朗らかなちひろだが、彼女自身も家族関係が複雑で孤独を抱えて生きていたのだった……。

2月23日(木・祝)Netflix世界配信スタート!&全国劇場にて公開!
配給:アスミック・エース
公式サイト:https://chihiro-san.asmik-ace.co.jp
©2023 Asmik Ace, Inc. ©安田弘之(秋田書店)2014