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当時13歳だった中学2年の少年を栃木県中央児童相談所に送致した

小松容疑者の“初犯”について共同通信は2015年1月27日、以下の記事(被害者は実名)を配信している。

<26日午後5時ごろ、宇都宮市の集合住宅に住む高校1年のAさん(16)が、自宅の玄関付近で倒れているのを母親が見つけ119番した。Aさんはその後、死亡が確認された。栃木県警によると、Aさんは顔面などに殴られたような痕があった。Aさんと最後に一緒にいたとみられる少年(13)が死亡の経緯について何らかの事情を知っているとみて、詳しく事情を聴いている。

Aさんと少年は、昼ごろAさんの自宅付近で一緒にいたところを目撃されていた。Aさんは母親と2人暮らし。Aさんはこの日学校を休んでいた。母親が仕事を終え帰宅した際に発見した>

小松容疑者に20分間殴られ、後に死亡した斎藤瑞希さん(知人提供)
小松容疑者に20分間殴られ、後に死亡した斎藤瑞希さん(知人提供)
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そしてちょうど1カ月後の2月27日、共同通信は「宇都宮高1死亡、中2少年を家裁送致」の見出しで次の記事を配信した。

<宇都宮市の集合住宅の一室で1月、この部屋に住む高校1年のAさん(16)が倒れ、死亡が確認された事件で、栃木県警は26日、傷害致死の疑いで、当時13歳だった市内在住の中学2年の少年を栃木県中央児童相談所に送致した。少年は同日、宇都宮家裁に送致された。少年審判を開くかどうか決めるための調査が行われる。捜査関係者などによると、Aさんと少年は同じ中学の先輩と後輩だった。当初から関与を認めており、県警が裏付けを進めていた。少年は「かっとなってやった」などと供述していた。県警によると、Aさんの死因は全身打撲の失血死。顔など全身を10カ所以上殴られていたという>

小松容疑者(知人提供)
小松容疑者(知人提供)

事件当時、Aさんは足首を骨折して松葉杖を使用しており、「少年」は素手だけでなく、その松葉杖を使って殴打を繰り返したという報道もあった。