初任給の23万円をすべて競馬にベット!

4月下旬、多くの新社会人が初任給を手にしたようだ。人生で一度きりの記念すべき初任給を何に使うのか。4月25日放送のニュース番組『Nスタ』(TBS系)で新社会人に聞き取りをしたところ、やはり家族や恋人など、今までお世話になった人への恩返しに使うという意見が多数。レストランの予約や高級フルーツのプレゼントといった回答があがった。

ただ、ソニー生命が2024年春から働き始めた社会人1年生500名にアンケートを取ったところ、初任給の使い道として、1位は「貯蓄に回す」(39.8%)、2位は「生活費(食費など)に充てる」(30.6%)、3位は「自分にちょっといい物を買う」(25.4%)、4位は「親への贈り物を買う」(24.4%)、5位は「親をご馳走につれていく」(21.4%)という結果になっていた。

やはり、先行きが見えないこの時代、景気よくお金を使うことにはためらいがあるのだろう。

そんな中、「初任給をもらった新社会人に一言物申す。とりあえず全額ギャンブルに注ぎ込め」と主張している人をSNSで発見した。

新卒で中堅ゼネコンに入社したエリートニートさん(@jouhouhosiiman2)は4年前、初任給をすべて競馬につぎ込むという一世一代の勝負をしたそうだ。

「2020年、競馬の天皇賞(春)という大きなレースで、キセキ1着予想、フィエールマン2着予想で24万円の初任給のうち、23万円を注ぎ込みました。具体的な数字は覚えていないのですが、勝てば8倍ぐらいの約180万円だったと思います。

学生の頃に競馬にハマってしまいまして、友人と3人で『初任給をみんなで全額競馬しようぜ!』って話になりまして…。当時はリスクと期待値を考えてもおいしいと思い、全額そこに注ぎ込みました。学生ノリが抜けていなかったんだと思います」(エリートニートさん、以下同)

今でもギャンブル好きのエリートニートさんが2023年に購入した10万円馬券(写真/本人提供)
今でもギャンブル好きのエリートニートさんが2023年に購入した10万円馬券(写真/本人提供)
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結果はハズレ、わずか数分のうちに1か月分の給料を溶かしてしまったエリートニートさん。もちろん「やめとけばよかった」と思う気持ちはあったそうだが、それと同時に「これから仕事を死ぬ気で頑張ってもう一回頑張って稼ごう」と奮い立ち、そこから激動の2年間を送ることになった。