渡邊容疑者は「何でもやるヤツとして有名」
2016年頃、渡邉容疑者と交流のあった知人が証言する。
「札幌に本部のある山口組系三次団体の関係者が経営にかかわっていたバーに、渡邉は頻繁に出入りしていた。上の人にはペコペコ媚びへつらっていたけど、何でもやるヤツということで有名だった。ヤクザのケツ持ちもいるし、どんどん気が大きくなっていったんだと思う。渡邉にしても今村にしても、ヤクザとして登録があるわけじゃなく、いわゆる周辺者だと思うよ。店の仲間たちは当時、億単位の給付金を詐欺して逮捕された」
フィリピン司法省は31日、4人の身柄引き渡しに協力姿勢を示しているが、今村容疑者以外の3人はフィリピン国内の別の事件の裁判の手続き中であることを明らかにした。
「警視庁は指示役は渡邉とみていましたが、他にも『キム』など複数のコードネームがあり、今村との間で明確に使い分けていたかどうかは現時点では判然とせず、今後の捜査で解明していく方針です。今村容疑者は早ければ2月1日にも日本に移送され、残る3人も近日中にはフィリピン国内の司法手続きが取り消され、移送が実現する見込みです」(社会部記者)
凶悪犯の化けの皮が剥がれる日は近い。
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取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班