田中泯との共演は「スケアリー(笑)」

海外挑戦に舵を切って2年。2023年に新作4本がついに公開される新田真剣佑の真の評価_4
『House of the Owl (原題)』
© 2022 Disney

2本目は、タブーに切り込む社会派ドラマ『House of the Owl (原題)』。あらゆるスキャンダルやセンセーショナルな事件から、日本の政治家やカリスマ経営者たちを無傷で守り解決してきた黒幕/大物フィクサーの“フクロウ”こと大神龍太郎と、息子・龍を中心にした物語が描かれます。

大神龍太郎を演じるのは、世界的な評価を持つダンサー・舞踏家で、俳優の田中泯。新田は龍太郎の正義感の強い息子・龍を演じます。

海外挑戦に舵を切って2年。2023年に新作4本がついに公開される新田真剣佑の真の評価_5
イベントに登壇した(左から)新田真剣佑と田中泯
すべての画像を見る

正反対の生き方をする親子を演じる田中とともに、ステージに並んで作品について語った新田。この作品について、田中は「難しくなりそうだなあっていう。いろいろな感情が渦のように巻き起こると思います」と語りました。

その田中との共演について聞かれると「スケアリー(怖い)。……これは訳さなくてもいいです(笑)」とコメント。笑っていいものか少し迷いましたが、それほど、新田にとってもレジェンドとの共演は緊張するものだったのでしょう。

それでも時折笑顔を見せながら、「できることと言えば、どういう部分に心が動くのか、龍を理解するということでした」と役作りについて語りました。意欲的な題材に挑む本作で、どのような演技を見せてくれるのか。全くタイプの異なる『ワンダーハッチ-空飛ぶ竜の島-』と『House of the Owl (原題)』は、ともに2023年にディズニープラスで独占配信予定です。

先の実写ドラマ『ONE PIECE』は2023年ごろの配信となるのではないかと予想されています。また、2023年は『聖闘士星矢』を映画化したハリウッド大作『ナイツ・オブ・ザ・ゾディアック』の公開も。ショーン・ビーン、ファムケ・ヤンセンファンらと共演する本作で、ハリウッド映画初主演を飾ります。

本格的な海外挑戦に舵を切って約2年。俳優・新田真剣佑の新章がついに幕開けする2023年は、本人はもちろん、ファンにとっても忙しい一年になりそうです。


文/今祥枝