2023年も美容医療は進化し続ける

女性芸能人編では、ヒアルロン酸を鼻に注入する「鼻中隔ヒアルロン酸」が流行していると紹介したが、「目元」や「肌」でも新たな施術方法が話題になっているそう。

「目元は、『経結膜的埋没法二重術』が注目されています。瞼の表面に傷跡が残らず、術直後からメイクもできるということで“ばれない二重術“として好評ですね。

また、肌は『POTENZA(ニードルRF治療)』が人気です。ニキビ跡、クレーター治療や肝斑治療も行えて、ダウンタイムも短め。治療効果も高いので、今後もたくさんの人から支持されると思います」

年々、進化を続ける美容医療。しかし、クリニックによって提供している施術も価格もさまざま。興味はあっても、クリニックとドクターを選ぶ段階でつまずいてしまう人も多いのでは。これについて紀田医師は、次のようにアドバイスをくれた。

「ドクターによって必ずセンスや好みが異なります。まずは症例写真を見て、自分の好みと合いそうなドクターを選ぶのが大切です。あとは相性もあると思うので、実際にカウンセリングを受けて、信頼できそうなドクターを判断して。アフターフォローをどこまでしてくれるのかも確認するべきポイントです」

一方で、次のようなクリニックは要注意だと話す。

「症例写真が少なく、インフルエンサーによるPR案件がメインのクリニックはお勧めできません。集客に困っている(=技術が低いなどの理由で人気がない)クリニックである可能性が高いです。また、安い広告で集客し、実際カウンセリングを受けるとやたらと営業をかけてアップセルしてくるクリニックもあります。

美容整形外科が増え、SNS上にもさまざまな情報があふれる時代。患者さん側も正しい知識を身に着け、自分で判断できる力が必要となってくるでしょう」

取材・文/渡辺ありさ

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