声に出して、タイピング。英語力を効率よく身につける

アクティメソッドの授業は、従来の英会話教室とは大きく異なる。基本的に、生徒は各自でパソコンを使い、学びを進めていく。

1時間の授業のうち、前半の約30分は動画形式の授業でテキストに取り組む。後半の約30分が、専用ソフトでタイピングをしながら英単語を学ぶ時間となっている。いずれも、テンポ、スピード感、反復が重視された内容だ。

「アクティメソッドは、いわゆる『先生と英語でコミュニケーションを取りながら楽しい時間を過ごす』場所ではありません。

各教室にスタッフがいますが、生徒が自宅で練習してきた音読のチェックやタイピングのサポートなどをするのが主な役割。先生というよりも『コーチ』というイメージです」

前半の動画の授業では、動画を視聴するだけではなく、アルファベットや英単語などの『発語』が次々と促される。また、後半で使う専用タイピングソフトは、発音を聞いた後にスペルを打ち込む仕様になっているので、正しい発音とスペルの2つを同時に習得できる。

授業日以外の自宅での学習時間は「1日10分」で十分だという点も、学習を継続しやすいポイントだと言えるだろう。

「『質のよいインプットを短時間、継続して毎日習慣化すること』が、英語が着実に身につく方法です。必要なスキルを効率よく獲得することは『タイムパフォーマンス』の面でも優れていると思います」

このやり方で、アクティメソッドに通うほぼすべての生徒が小学生時に英検に合格。なかには4歳で英検5級に合格した子や、英語学習歴3ヶ月で英検5級に合格した子、半年で英単語を1000語マスターした子もいる。全国英語タイピング大会で優勝したり入賞したりする子もめずらしくない。

学習歴3ヶ月で英検5級に合格した子も。子どもの英語学習に、タッチタイピングが効率的なわけ_1
短時間で良質なインプットを継続することが、英語の習得につながる(画像:株式会社iGO提供)
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