「BreakingDown」の審査員を引き受けた理由
――「やらかす」ですか。
メンタリストDaiGoさんとか、やらかしてだいぶ数字が下がったりというのがあったので。ただそっちでいくと僕も時間の問題だと思うんですよね。やらかしのラインが時代によって変わってるので。
20年前ぐらいだと「とんねるず」が保毛尾田保毛男を地上波で流せたわけじゃないすか。今やったら、完全にアウトですよね。なので僕が今やってるようなことが、たぶん5年後ぐらいに「ひろゆきのこれはアウトだよねっ」て掘り出されて、確かにこれはアウトだよねっていうので、社会的にこの人はどうなのっていう方向になるんじゃないかなと思ってます。
――わりとなんでもお仕事は受けられていると思うのですが、その中で断った仕事とかってどんなものありますか。
予定が合わないところ以外は大体受けてますけどね。あと企業案件的なやつで、これを言ってくださいとかこれをやってくださいとかだと、僕じゃなくてもいいんじゃないですかっていうのはやらないんですけど。
――「BreakingDown」の審査員は単純に興味があったからですか。
なんか面白そうだと思って行ってみたら、やっぱりおかしな人たちがいっぱいいるんで面白かったです。僕は地元が東京の北区赤羽で、周りが輩だらけだったんですけど、大人になると生活している場所がずれて、輩との直接の接点ってなくなってくるじゃないですか。
「大人はこうしちゃいけませんよね」という、大人の論理はビジネス界では通用していて、年を取るとまともな人しか残ってこないので、会う人がそういう人になるんですけど、「BreakingDown」では「むかついて殴って何が悪いの」って純粋に聞いてくる人がいて、ひさびさ見ると「いたいた、こういう人」と懐かしい、楽しい気分になります。