テレビは「女芸人」に何を求めてきたのか?

――著書では女性芸人の生き方や葛藤が描かれていると同時に、80年代から現代までのテレビ史としても非常に意味深いのではないかと思います。

そう思っていただけたらうれしいです。これは今まで語られてこなかったテレビの話でもあるので。“男たちの”と銘打たれるような華々しくエモエモしいテレビ史のその中で、でも確実に彼女たちは生きていて、彼女たちしか見られなかったテレビの姿がありました。

本来だったら話したくないこともたくさんあったと思います。誰だって弱みを見せずに生きていきたいし、「壁」なんて存在しないと言いたい。
だけど、今回多くの女性芸人たちがリスクを覚悟で言葉を預けてくれたことで、また一つ私たちは前に進めている。その一歩一歩しかないよなと本当に痛感しています。

写真/共同通信

#2「女芸人は「芸人」ではなく「女」の仕事をさせられる?」