至高のふりかけを決める人気イベント

––「全国ふりかけグランプリ」って、どういうイベントなのですか?

「ふりかけ業界の振興・発展」と「お米の消費拡大」を目的に始めたイベントで、今年は11月6日(日)、熊本県合志市で開催します。2014年から2年に1回のペースで開催していたんですが、去年は新型コロナウイルスの影響で見送ったので、今年は実に3年ぶりの開催になります。全国約500社のふりかけメーカーにお声掛けして、今回は10社に参加してもらいました。エントリーしたふりかけは、すべて新商品です。みなさんがグランプリに合わせて新商品を開発するような、本気度の高いイベントなんですよ。

––どのように審査するのでしょうか?

来場したお客さんに、お酢が入っていないシャリ玉(6個1パック)を購入してもらいます。各メーカーのブースでそのシャリ玉にふりかけをかけてもらって、美味しかった商品に投票する仕組みです。合志市の市民まつりの中で開催するので、老若男女、幅広い世代の人に審査してもらうことになります。用意しているシャリ玉は1500パックほど。たくさんの参加者の投票で決まるので、かなり信憑性の高いグランプリだと思います。今年も美味しくてユニークなふりかけがエントリーされているので、ぜひたくさんの方に参加いただきたいですね。

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「全国ふりかけグランプリ2022」の開催概要はホームページでチェック。お近くの人はぜひ足を運んでみよう(https://www.ifa-furikake.jp/fgp/

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ふりかけメーカーが本気で挑む全国ふりかけグランプリ、今年はどんな商品が金賞を獲得するのだろうか。遠方で会場まで足を運べない人もいると思うが、審査の行方が気になる人はイベント終了後に国際ふりかけ協議会のホームページをチェックしてみよう。アツい戦いを勝ち抜いた「至高のふりかけ」に出会えるはずだ。


文/小平淳一