ときめくモノで仕事の環境を整えよう
「昨日はどんな1日を過ごしましたか?」と聞くと「いや、特に何もなかったよ」と答える人がいます。それはすごくもったいないことだと思います。
人には必ず毎日何かしらの出来事があり、何かをそこから感じ取っています。
単に仕事をしている時でも一緒。今日は上司が機嫌良さそうだったなとか、座椅子の硬さがちょうどよかったなとか。そういうちょっとした出来事をときめきと捉え、「なんか良かったな」と膨らまして人に伝えられたらとても幸せだと僕は思います。
コロナ禍で、ここ数年は出歩く回数も減り、今言ったときめきを感じることは少なくなっているかもしれません。人と会うことがなくなり、何か新しい発見をする機会も少なくなっているでしょう。
そんな時こそ、僕は自分の身の回りのモノを見直します。仕事に関係するモノであればPCやデスク、そのほか休憩の時に飲むコーヒーや、ふと目をやった時に目につく植物まで。パッと周りを見渡すだけでも多くのモノが目に入ります。
そのモノ1つひとつで心が少し柔らかくなる。そんな素敵なモノに囲まれた毎日が過ごせたら、どんなに幸せでしょうか。
そのために僕は毎日のように身の回りのモノを見直しています。
特にこだわっているのが1日の作業時間の大半を占めるデスクワークのアイテム。 長い時間を共にするからこそ、より一層素敵なモノで組み立てたいと思っています。
PCのキーボードが打ちにくいと思ったらPCスタンドやキーボードカバーを見直したり、モニターが見づらいなと思ったら新しいモニターを探してみたり、腰が痛いなと思ったら新しいチェアを探してみたり。最近は、iPhone の充電がすぐにできないと不便なので、ワイヤレスの充電器をデスクの端に置くようにしました。もちろんケーブルはデスクの脚に沿わせて見た目も完璧です。
そうやって1つひとつこだわっていって、今は自信を持って「最強の環境で仕事ができている」と言えるようになりました。ついつい座りたくなるチェア&デスクに、ケーブル1本でPCを充電しつつ接続できるモニター。電源を入れれば最大効率で動画編集ができるマウス。デスクの端には気分転換のためのアロマディフューザー。
隅から隅まで考え抜いて選んだモノたちだからこそ、自分自身の最大のパフォーマンスを発揮できているのだと思います。
自分の納得できる、ときめきのあるモノで毎日を囲ってみると、自信を持って仕事に向かえます。その自信は確実に成果にも影響してくるでしょう。
文/高澤けーすけ
写真提供/株式会社KADOKAWA