「アルコール抜きすぎよ!の巻」(ジャンプ・コミックス第195巻収録)

今回は、両さんがノンアルコール飲料にどハマリし、自らその開発を手がけるお話をお届けする。

アルコール飲料のテイストを持つノンアルコール飲料製品の歴史は、古くは1920年代のアメリカにおける禁酒法時代までさかのぼる。アルコールをわずか0.5%程度に抑えたビール風の飲み物が登場したのだ。

その後、1980年代に入るとさまざまなノンアル飲料が登場したが、いずれも風味や味の物足りなさゆえ、売り上げは振るわなかった。

日本におけるノンアル飲料の転機は、2000年代に訪れる。飲酒運転の厳罰化に伴ってノンアル飲料の開発に飲料メーカー、酒造メーカーが本腰を入れはじめ、さまざまなヒット商品が生まれるように。

さらに2010年代になると完全なアルコールフリーの商品が次々と登場して、一大市場を形成。現在に至るまで味の向上を図った製品が生み出されている。

これは、消費者の酒に対する意識の変化も大きいが、酒に近い価格を設定できて(アルコールを含んでいないため)酒税の掛からない製品はメーカーにとってうま味が大きいといった事情もあるのだろう。

ちなみに、日本の「ノンアルコール」とは、アルコール度数が1%未満の飲料を指す。古くから飲まれている甘酒は、酒粕由来と米麹由来の品があり、後者の場合はアルコールが含まれていない。また前者の場合も、製造工程で加熱処理を施されているため、アルコール含有量は0.5~1.0%程度だ。

また現在では焼酎割りの素として親しまれている麦芽炭酸飲料「ホッピー」は、もともとはビール風の清涼飲料水として登場したものだ。

さて、両さん謹製の「完全に酒!」テイストなノンアルコール飲料の売り上げは? そしてその製法は!? これは読んでのお楽しみとしたい。

それでは次のページから、両さんが脱アルコールを成し遂げる、奇跡的な一話をお楽しみください!!