「17歳のときに、お尻を掘られました」

一般的な女性向け風俗店のサービスは基本的に手や舌による愛撫までで、いわゆる本番行為(男性器の挿入)は禁止とされているが、お尻専門店ではいわゆる「AF」が許されているというのは、どういった基準によるものなのか。

「私の理解だと、日本法は『性交そのものを業として行うこと』を認めていません。ただし、ここにおける性交の定義にオーラルセックスやアナルセックス、同性同士の性交が含まれていないため、はっきりと違法ではないということのようです。

女性が従事する男性向け風俗店でもAFは通常のサービスとして提供されています。言ってしまえば法の穴ですかね。穴だけに……」

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奈央氏の接客時に必ず持参する“お尻ほぐし”アイテムたち。左上の青いパッケージはお尻専用ローションだ

奈央氏は東大合格率No.1と名高い超難関高、筑波大学付属駒場中学校、高等学校を経て一橋大学を卒業し、平日は一流企業に勤めている。そんなエリートがなぜ、週末は女性向け風俗店の仕事をしているのだろうか?

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都内有数のエリート中学校に入学。この時、すでにお尻への興味に目覚めていたという

「物心ついた頃から自分の体の構造への好奇心が旺盛で、“この穴の中はどうなっているのだろう”と小学5年生の時には自らの指を出し入れしていました。通常の自慰行為を覚える前ですね(笑)。人からお尻に指を入れられるのも、17歳で初体験とあわせて体験しました。

それからは様々な快楽に興味津々で、多くの女性とセックスやアナルセックスをする20代を過ごしました。そんな中で、性的なことは本来気持ち良さだけでなく安心感や楽しさが伴う良いものですが、そうでない性行為が世の中に蔓延していることに気が付きました。

コロナショックで他の仕事が止まってしまったタイミングでもあり、少しでも多くの女性に性的なことの楽しさを知ってほしいと思い、女性向け風俗を始めました。最近はBLブーム等もありお尻での快楽に対する興味も高まっていますので、楽しくて気持ちのいい経験を引き続きお店で提供したいと思っています」

体験すればきっと、新たなトビラが開くかもしれない。


文/河合桃子