「セックスは生きるために必要な行為」

そんな状況を鑑みてジェクスは「恋、しよう」というキャッチコピーを掲げ、リスクのない素敵な恋を応援している。

男性は薄さにこだわるけど女性は…女子高生100人の声をもとに生まれた女性人気№1コンドームとは?_3
メインビジュアルには人気イラストレター・たなかさんを起用した

また女子高生の性やカラダ、恋のお悩みの解決をサポートするするため、イラストを用いたビジュアルや女子高生へ向けた情報発信にも取り組んでいる。またYouTubeをはじめとしたSNSでの情報発信などを行い、正しい情報をもとにコンドームを使ってもらえるように啓発を続けている。心身ともにナーバスな時期にある若年層にアプローチができるのも「女性に手に取ってもらう」を目標に掲げ続けてきたブランドのコンセプトがあってこそだろう。

「ですが、未だに問題もあります。現在でもコンドームのCMはテレビで放送が難しいなど、告知の手段が少ないのが大きな課題です。コンドームは『セックスを連想させる卑猥なもの』という理由でCMやキャラクターとのコラボレーションには規制や抵抗が強いことが多いです。だけど、セックスは生きるために必要な行為です。コンドームをもっと身近に買いやすく感じる社会にしていきたいと考えています」

また、ナイトクラブでの夜遊び、マッチングアプリの普及、などで不特定多数のセックスをする人もいて、そこでも望まぬ妊娠や性感染症の増加が懸念されている。男女それぞれの知識不足は女性に大きなリスクを負わせてしまうことになるからこそ、ジェクスは性の正しい知識を啓発するために取り組みに力を入れているのである。また性の問題は女性だけでなく男性にも多いのだとか。

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2021年、横浜エイズ文化フォーラムでの啓発活動

「男性が性に関する知識をるためには、アダルトビデオを参考にせざるを得ない場合が多いことが問題です。近年ではYouTubeなどで性教育を発信するAV男優も出てきました。また、床オナニーをはじめとした間違ったマスターベーションの仕方が原因で、膣内射精障害に悩む人もたくさんいます。そのような人たちのために、当社のサイトでも男性向けに性知識を向上させるための特設サイトを作ったりしています」