シミにはさまざまなタイプがある

男性で知っている人は少ないようですが、シミといっても実はさまざまなタイプがあります。
シミのタイプによって、ケア方法が異なるので、まずは自分のシミはどのタイプか知りましょう。


★主なシミのタイプ

老人性色素班(日光性色素班)
紫外線があたることで、できる濃い褐色のシミ。頬骨の上など日光にあたりやすい部分にできやすい。

脂漏性角化症(老人性イボ)
主に40代以降に出現します。角化細胞の増殖により、イボのように膨らんだシミのこと。
顔の側面にできやすく、脇腹や背中にできることも。

色素沈着
虫刺され、ニキビなどの肌の炎症後にシミとして残ってしまうことも。男性の場合、カミソリ負けなどでその周りが色素沈着することもある。

肝斑
女性だけなく、男性にも現れる。ホルモンバランスの崩れにより、額から頬、顎にかけて広範囲にわたり左右対称にできる。輪郭がはっきりしないぼやっとした状態のシミ。

雀卵斑(ソバカス)
学童期、若年層に多いシミ。小さなシミが鼻の周りにできる。

ADM(後天性真皮メラノサイトーシス)
グレーがかった青色のアザのようなシミ。成人になってから現れることが多い。

男性は女性より肌のシミができやすくて濃い! 老け見え確定の「シミ」撃退法とは?_2
男性のシミは濃く、イボのようになっていることが多い。写真提供/シロノクリニック

男性は紫外線が原因の老人性色素班、次いで40代以上になると脂漏性角化症が多い傾向にあります。特に脂漏性角化症は男性に多く、できてしまったシミをケアせず、長年そのままにしていると皮膚が硬くなり、イボのように膨らみます。顔の側面や体にもできやすいものです。
昔、日焼けサロンに通っていた、ゴルフなどアウトドアスポーツが趣味の40代以上の人は要注意ですね。
また、肝斑や色素沈着によるくすみの上にシミや脂漏性角化症などが併発している場合があります。
特に髭を電気シェーパーではなく、T字カミソリで剃っていると肌のバリア機能である皮脂まで取ってしまうため、炎症を起こしやすく、色素沈着し、他のシミと一緒に現れてしまうのです。