ママになったモーニング娘。が子どもに聞かせる曲は…
――飯田さんは現在9歳の男の子と5歳の女の子を育児中ですが、子どもにモーニング娘。やハロー!プロジェクトの曲を口ずさんだりされますか。
やっぱり、気づいたら何か口ずさんでますね。アイドル時代は恋愛できなかったので、恋愛の曲にすごく憧れていたんです。大人な恋愛を歌った『Do it! Now』(2002年7月24日発売)の歌詞に憧れていました。今は『I WISH』(2000年9月6日発売)が好きですね。
――なにか思い入れが?
大人になって、子育てをしていると改めて“いい歌詞だな”って気づいたんです。自分の子どもと話す時にも、歌詞についてよく話しますね。“『I WISH』の歌詞にあるように、人生って素晴らしいことなんだよ”って。いろんなお友達やいろんな人たちと会って、出会って喜んだり悲しんだりすることが、あなたの財産なんだよと伝えています。『I WISH』は今も、現役メンバーに歌い継がれているので嬉しいです。(注:モーニング娘。’22で新規録音し2022年3月18日配信)。
――ファンの方も、時代を超えてモーニング娘。の歌に勇気づけられたりしていると思います。
自分達の曲から教わることってすごくあるんですよ。子どもを産んで母親という視点が加わってきて、恋愛の歌よりも勇気づけられるような曲が聞きたくなったり、好きな曲も変わったような気がしますね。
――ちなみに、今年7月に参院選の選挙がありました。選挙の時期になると『ザ☆ピ〜ス!』(2001年7月25日発売)を聴く機会が増えますが、ご自身もお聞きになったりしますか?
そうなんですよ。もう選挙会場に行くと、頭の中でリピートしていますよ! 「選挙の日に外食」という歌詞はキャッチーだなと思いますね。
――モーニング娘。やハロー! プロジェクトの楽曲は、ほかのアーティストやアイドルの曲とどう違うと感じていますか?
やっぱりつんく♂さんはすごいなって思うんです。あの頃はわからなかったですけど、いろいろな人生経験をしだすとなるほどなって歌詞の意味が分かってくる曲が沢山ありますね。
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後編「00年台初頭のバラエティの寵児、モーニング娘。飯田圭織」はこちらから
取材・文/池守りぜね 撮影/小谷信介