「副反応」よりメリットに目を向けよう
コロナワクチンとインフルエンザワクチンは“同時期に接種してもいい”とされていますが、「異なるワクチンの接種間隔」は、厚生労働省がルールを設けています。詳しくはかかりつけ医、またはワクチン接種を行う病院に相談してみてください。
接種スケジュールを管理するのが面倒だと感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、破傷風ワクチンは10年に1回、帯状疱疹ワクチンも1度済ませてしまえば、インフルエンザワクチンのように毎年打つ必要はありません。そのため「この1年間で接種を完了させるものは?」といった中期的な計画を立てると、ワクチン接種の予定も組みやすいと思います。
コロナワクチンで経験した方はことさら「ワクチンの副反応」が気になるところでしょう。ですが、現在広く使用されているワクチンは科学的にメリットとデメリットを天秤にかけた際、メリットが上回るからこそ接種が推奨されているものです。
ワクチンは「防災訓練のようなもの」と冒頭でお伝えしましたが、副反応はまさに、体の免疫が避難経路のシミュレーションや防衛手段を確認するためのトレーニングを行っている際に出る砂埃のようなもの。そうしたトレーニングがあってこそ、実際の災害、つまり病原体の侵入時に、被害を最小限に食い止めることができるのです。
実際の災害>>>副反応だからこそ、ワクチン接種を受ける意義があります。副反応を正しく理解することも、ワクチンのメリットを享受するための大切なポイントだと思います。
取材・文/金澤英恵 撮影/金栄珠(講談社写真部)
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