昔から人には恵まれている

――天下井はどちらかというと孤独を感じているようにも見えました。一方、敵対する鬼邪高は結束力が強い印象。それを見てうらやましいな、と思ったりは……?

ありました、ありました(笑)。瀬ノ門側もたくさん仲間はいるけど、天下井自身についてきてくれている感じじゃないというか……。自分が思っていた仲間と手を組み、成長していく“ハイローの男”って感じじゃないよな、と思うことはありました。

――鬼邪高のように、仲間との絆が感じられる部分がハイローの魅力のひとつでもあると思うのですが、現場では結束力を感じた部分はありますか?

悠太くんとはバディの関係で、2人とも初めてのハイローの参加。もともとNCTが好きで、悠太くんのファンだったし、悠太くんもBE:FIRSTを知ってくれていて「運命の出会いだな」と思いました。2人とも本作ではキーマン的な役割でしたので、作品に対しての責任感もありましたから、早い段階からお互いに対する仲間意識が生まれていたなと思います。

「昔から人に恵まれてきたけど、これは歴史に残る作品」三山凌輝が語る『HiGH&LOW THE WORST X』_3
本作の新たな敵・瀬ノ門工業高校、最強の男・須嵜亮(中本悠太/NCT  127・YUTA)と三山さん演じる天下井公平

――花岡楓士雄を演じる川村壱馬さん、高城司を演じる吉野北人さん鬼邪高メンバーとはお話しされましたか?

壱馬くんは「すぐに人と打ち解けることができない」と言っていたので、僕から話しかけに行ったら、その日のうちに仲良くなれましたし、「信用できるやつだ」と言ってくれました。撮影が終わった今もプライベートで会っているんですけど、壱馬くんってクールに見えて、めちゃくちゃピュアなんですよね。それと「お茶目な部分もあるな」と最近気がつきました。北ちゃんは長くいることが多かったので、撮影期間中にすごく仲良くなりましたね。本番に入る前まで、空き時間にずっと2人で笑ってしゃべっていたこともあります。

――本作に限らず、プライベートやお仕事で「仲間」や「絆」を感じることはありますか?

最近は、やっぱりBE:FIRSTのメンバーといることが多いので、メンバーに対して「仲間」や「絆」を感じることは多いですね。この7人でよかったなとすごく思います。

プライベートだと……昔から人に恵まれているんですよね。すごく素敵な人、人間性がいい人と関わっていくことが多くて。そういう人と出会えるのは、幸せなことだな、と思います。そういう中にいると、自然と仲間だな、大切にしたいな、という気持ちになります。

「昔から人に恵まれてきたけど、これは歴史に残る作品」三山凌輝が語る『HiGH&LOW THE WORST X』_4