マスクの臭い対策には鼻呼吸を心掛ける

普段は気にならなくてもマスクをつけることで、吐息がこもり自分の口臭に気がつきやすくなります。
マスク内が臭くなるのは、マスクに付着する唾液の飛沫の臭いが原因です。
マスクをしていると、どうしても口呼吸になりがちなため、口の中が乾燥し唾液の分泌量も減ってしまうのです。また、咳による喉奥の炎症産物が付着して臭うこともあります。
その他、マスクそのものの臭いも原因になることも。

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今後もマスク生活は続くので、先に挙げた口臭ケアをしつつ、以下の点も加えて対策しておくのがおすすめです。

対策1:マスクが湿ってきたら交換する
マスクの内側にはかなり飛沫が付着しています。そのまま着け続けると当然、細菌が増えます。湿り気が気になったら交換するようにしましょう。布や他の素材より不織布のほうがおすすめです。

対策2:鼻呼吸を意識する
会話時以外は口呼吸せず、鼻呼吸を心掛けましょう。ガムを噛んだり、ガムを丸めて舌の上においたりすると鼻呼吸しやすくなります。唾液も自然とわいてきます。

対策3:目線はまっすぐになるように心掛ける
マスクを着けたまま、下を向いてパソコン作業などしていると奥歯が接触して舌が動かなくなります。呼吸が浅くなり、マスクで息苦しく唾液もネバネバ状態に。
目線を上げ、上下の奥歯を咬まないようにして唾液の流れをスムーズにしましょう。

対策4:喉が渇いてなくても水分をとる
マスクを着けていると思っている以上に口の中は乾燥します。こまめに水分補給をしてください。

口臭はストレスや生活習慣の乱れが原因なので、どんな人にも引き起こるものです。正しいケアを心掛けで、口臭を防ぐようにしましょう。


取材・文/百田なつき