チャンネル登録者数の推移と、制作側のリアル
――チャンネル登録者数が一気に伸びた具体的なきっかけはありますか?
数字で見ると、『おしゃれイズム』で吉沢亮さんがSUSURU TV.を観ているという発言をされた時が、一番伸びました。その他はテレビでの露出よりも、YouTube内で色々な方にSUSURU TV.の名前を出してもらうことの方が登録者数の伸びに影響しています。
ラーメンYouTuberというジャンルの覇権を最初に取れて、他のYouTuberさんが「ラーメンの企画をやる」っていう時にコラボを呼びかけやすい立ち位置になれたので、そこは大きかったかな、と思いますね。
――チャンネル登録者数が100万人を超えたのはいつ頃ですか?
去年です。YouTubeってチャンネル登録者数の増加が止まったり、登録者が離れたりすることが割と多いんですが、SUSURU TV.は減ることは一度もなくて、ずっと緩やかに伸びているんですね。
ただ個人的には、10万人に到達した時も、100万を超えた今も、「これ以上伸びないだろう、これで頭打ちだな」と思いながら続けている部分はあります。
――毎日1本の動画を投稿されていますが、どんな撮影・編集のペースなのですか?
撮り溜めることもありますけど、基本的には1週間前から2日前にSUSURUが撮影したものを編集して投稿する、という感じです。納期的にやばい時は、1日で編集を終わらせることもありますね。
――そのルーティーンを数年間、毎日ずっと繰り返しているということですよね。忙しすぎて精神状態がおかしくなったりはしませんか(笑)?
僕よりも毎日食べるSUSURUの方がおかしくなると思います(笑)。最近は割と楽になってきたんですが、動画投稿を始めてから100日目くらいまでは、僕とSUSURUの2人だけの体制で、土日関係なく100連勤しました(笑)。
それで「流石にそれはやばい、人を入れる」と会社が言ってくれて。現在メインチャンネルの編集を主にやっているノビーさんは、その時に雇った人なんです。今は演者1人・編集3人、という体制のチームになったので、初めの頃と比べると余裕が出てきましたね。
――日々のタイムスケジュールはどんな感じですか?
僕はここが事務所兼自宅なので、決まったスケジュールはないんです。ただ、最近営業部を立ち上げたので、そちらに仕事の割合を取られている感じですね。朝に営業部のミーティングがあり、昼寝して、動画編集して、またミーティングがあって。
寝る時間も特に決まっていないです。SUSURUが一番忙しいスケジュールなので、彼が事務所に来ている時に撮ろう、という感じですね。SUSURU TV.とは別に、『おませちゃんブラザーズ』というサブカルに焦点を当てたYouTubeチャンネルも運営しているんですが、その撮影もこの事務所内で、その場のノリで進めていますね。
――動画を作る上でのモットーはありますか?
撮影では「ラーメン屋さんを第一優先に考える」と決めています。動画素材があまり上手く撮れていなくても、「編集でどうにかします」というスタンスです。それこそ初期の頃はSUSURUもまだ撮り慣れていなくて、動画も酷くて。
でもあえてそれを編集でネタにして、「こういう撮り方はやめてね」と動画の中で伝えていましたね。僕はあんまり口に出して言えないので(笑)。