一つの回答が欠けていたら起きないことが起きる楽しさ
警備員 「大喜る人たち」の場合はそういう前提がないから、いきなり飛ばすと「なんであの話はしないの?」ってなる。一人の回答者がバーンと遠投せず、回答者みんなでちょっとずつ投げて遠くに飛ばしていく感じですね。「ファミマの店員vsノブ」というお題のときはそれがうまくいった例だと思います。
冬の鬼 確かに。共犯関係ですね。
Yes!アキト 「ファミマの店員 vs ノブ」は最初に俺が「ジャンボだったらあるのにな」って言い出したから起き得た一大センセーションですよ!
警備員 言わなくてもみんな感謝してますよ(笑)。
Yes!アキト 「Yes!アキトがいなければ始まらなかった魅惑の回答集」ってキャプションに書いといてください。
六角電波 多分、大喜利の魅力ってそういうところなんですよね。誰か一人がいなかったら、一つの回答が欠けたら起きないことが起きる楽しさがある。
冬の鬼 「メンヘラな、くノ一、どんなの? 」の時とか、そうですね。お題に沿ってない、と怒る人もいそうな暴投だけど、面白すぎてオッケーというレベルです。
警備員 で、それだけ暴投したあとに、主催の小川さんが一切怒らないで褒めてくれるのが最高(笑)
冬の鬼 「大喜る人たち」はYouTubeとかのコメント欄の治安もいいよね。「大喜る」をきっかけに、お題から逸脱していく面白さが動画で残って、それをわかってくれる人が増えた。
寺田寛明 昔は『IPPONグランプリ』(フジテレビ系)や『着信御礼!ケータイ大喜利』(NHK)みたいなお題にしっかり当てた答えしか認めない人も多かったよね。
警備員 「キモいだるま落とし、どんなの?」の動画も、2万回視聴でそこまで再生回数が伸びているわけではないんですが、最初のわかりやすい回答から回答が崩れていくまでが美しいのでおすすめの動画ですね。
六角電波 逸脱していくものでは、僕は「大喜らない人たち」という企画が好きで。裏読みの企画なので、普通の「大喜る人たち」に見慣れてから見ていただくと面白いです。おすすめは「入園料10円の遊園地の特徴とは?」。
Yes!アキト あれは(一緒にユニット活動をしている)どんぐりたけしがいなければ成立しない魅惑の動画です。