疲れた脳を回復させる簡単な方法
「疲れる脳」と「疲れない脳」の違いは、意外なところにあります。毎日楽しいこと、おもしろいことをどれだけしていますか?
おもしろくない勉強をしているときや、苦手な人の話を長い時間聞いているとき、脳には疲労が加速度的にたまっていきます。反対に 「楽しい」「おもしろい」と感じると、A10神経群が活性化し、脳の疲労を除去する中枢を刺激してくれます。そのため、脳は疲れを感じなくなります。「疲れる脳」と「疲れない脳」の違いは、楽しいことやおもしろいことを、どれだけしているかの差でもあるのです。
仲のよい友達と食事をしながら楽しく会話をしていると、時間が経つのを忘れます。おもしろい映画を観たり、わくわくするようなストーリー展開の本を読んだりしているときも、時間はまたたく間にすぎていきます。
時間の経過が気にならないのは、脳がいっこうに疲れないからです。しかし、脳は疲れを感じると、ストレス状態から脱け出したくなって時間を気にしだすのです。
一度疲れてしまった脳を回復させるには、何もしないで休むといいと考えている人も多いと思います。
しかし脳にとっては、そうするより、楽しいことやおもしろいことをするほうが、効果的だったりするのです。
仕事やふだんの生活においては、常に「遊び心」を失わないことが、脳を疲れさせない秘訣です。どんなときでも、楽しいこと、おもしろいことを見つけるアンテナを立てておきましょう。