「マッチングアプリより難しいです」
Aさんのように目の前で足を止めた女性に片っ端から声をかける若い男性の姿は、珍しくなかった。「ウケ狙い」で上半身裸のまま女性を追いかける者もいれば、下着姿で女性に声を掛けては、あしらわれる者の姿も見られた。声かけ自体がハラスメントであるという自覚がないようだ。
初めてハロウィンに参加し、ナンパも初挑戦だという会社員の男性・Bさんは「もっと女の子が多いと思っていたんですけど…」と肩を落とす。
「こうやってひとつの場所にたくさんの人が集まるイベントは限られているので、その分、ナンパが成功する確率も上がるかなと思って来てみました。でも、可愛い子はみんな誰かに声をかけられていたり、男性と一緒にいたりで……。マッチングアプリのように個別でやり取りが出来るわけではないので難しいですね。目の前で立ち止まる女の子がいたら声をかけていきたいです」
Bさんは、この日、ナンパに成功することはなかったという。
ただ、女性側が感じるナンパの多さには差があった。4人組のグループで訪れていた20代前半の会社員女性は、こう話す。
「もっと盛り上がっていると期待していましたが、思ってたよりも人が少なくて、グループでいるせいか全然ナンパもされないです。元々、ナンパ目当てに来たわけではないので、にぎやかな雰囲気を楽しみながら飲んでいます」
コインパーキング近くにいた男性グループは、路上で酒を飲む外国人を目当てに来たという。理由を尋ねると、「ノリが良くて、クラブに行くよりも酒代を安く済ませられるから」と説明した。
男性グループの1人は、ハロウィンのナンパ事情についてこう話す。
「ハロウィンでは、あまりモテなさそうな女の子を狙いやすいと言われています。僕は彼女がいるので、ナンパよりもパーティー感を楽しみたいです」













