「家族・友人が集まって盛り上がる場づくりでは、どこにも負けたくない」
26年度第1四半期の業績で大幅な増収増益となった株式会社MIXI。事業拡大の立役者として近年好調なのはスポーツ事業だけではない。
子どもの写真・動画共有アプリ「家族アルバム みてね」を含むライフスタイル事業も、2026年3月期に通期黒字化を達成し、続く2027年3月期の第1四半期でも黒字の着地を果たした。
ゲーム事業依存からの脱却という多角化戦略は、徐々に実を結んできているようだ。
「社長職についてから8年間、理想と現実の違いに直面することも多かったです。社長就任時に自分が思い描いていた計画通りには全く進んでないというのが正直なところですね。現在のフェーズに至るまでの安定化のプロセスには、結構な時間を要しました」(木村弘毅、以下同)
2022年にはコーポレートブランドの大規模なリニューアルを発表。そこで社名もカタカナ表記からアルファベット表記の「株式会社MIXI」に変更し、世界のコミュニケーションインフラとしての存在意義を全面に打ち出した。
「コミュニケーション系のサービスは非常に大きなユーザーベースがあります。『みてね』は現在3000万ユーザー(世界累計登録者数)、『モンスターストライク』で言うと6600万(世界累計利用者数)、「mixi」もピーク時の登録者数は2000万を超えました。その大規模なトラフィックをさばくことも我々の得意分野です」
もちろん国外に目を向ければ、さらに巨大なSNSや通信サービスを展開する米国IT企業なども存在する。その上で木村氏はMIXIならではの価値をどんな点に見出しているのか?また、ライバルとして意識している企業はあるのだろうか?
「家族・友人が集まって盛り上がる場所づくりとネタづくりの面では、どこにも負けたくない。
MIXIには優秀なクリエイターがそろっているし、コンテンツやアプリケーションをつくる力には自負があります。一時期、Metaもゲームコンテンツなどの制作に積極的でしたが、プラットフォーマーとしての側面が強いようなので」










