事件現場には「仕事仲間とみられる人たちが頻繁に集まっていた」

さらに中根容疑者は同日午後10時ごろ、資材置き場内に設置されたコンテナに男性を入れるよう命じ、外側からしか開けられない構造の出入り口を施錠。男性を閉じ込めたとされる。

男性が脱出できたのは、翌3日の午前10時ごろだった。何らかの事情でコンテナの外側の鍵が開いており、その隙に自力で抜け出して自宅へ逃げ帰ったという。

男性が監禁されたとみられるコンテナ(写真/集英社オンライン)
男性が監禁されたとみられるコンテナ(写真/集英社オンライン)

「被害者の実母から『息子が全身に怪我をして帰ってきた』と110番通報があり、事件が発覚しました。救急搬送された被害者は、全身のやけどや打撲、左目の周囲と右手の骨折、重度の脱水など、加療3カ月の重傷を負っています。診断書には『全身熱傷』と記されており、体の至る所にやけどを負っていたことがわかります」(同前)

事件発覚から逮捕までは約1カ月半を要した。警察は男性の治療を優先しながら捜査を進めていたが、中根容疑者の所在をつかむまでに時間がかかったという。

先に逮捕されたのはボニータ容疑者だった。捜査関係者は当時の状況をこう振り返る。

「10月13日にボニータ容疑者を捕まえに行った際、いつも一緒に行動しているはずの中根容疑者がいませんでした。ボニータ容疑者がいなくなったのが分かって、逃げていたのだと思われます。こちらも必死に捜していて、やっと立ち回り先の一つで発見したという流れです」

事件の舞台となった資材置き場は、普段どのように使われていたのか。

近隣住民によると、中根容疑者らが出入りするようになったのは今年に入ってからだった。敷地には仕事仲間とみられる人たちが頻繁に集まり、大きな音で音楽を流していることもあったという。

現場付近の敷地(写真/集英社オンライン)
現場付近の敷地(写真/集英社オンライン)

「音楽をボンボンかけているのは聞こえましたが、うちも機械を使って音を出しているので、特段気になりませんでした。彼らから『顔や手を洗うから水を使わせてほしい』と言われて、水道を使わせたことはあります」(近隣住民)

夏場には上半身裸で過ごしている姿も見かけ、刺青が見えたこともあったという。