横浜・織田翔希の「強行指名」はあるか? 大谷翔平の再現に注目
そして、今年のドラフトで最大級のサプライズとなる可能性があるのが、織田翔希(横浜)をめぐる動きだ。
最速157キロを誇る本格派右腕の織田は、ドラフト1位候補として高い評価を集めてきた。
しかし、ドラフト会議を1週間後に控えた10月15日、会見で米国挑戦を表明。日本のプロ野球を経由せず、メジャーリーグを目指す意思を示した。それでも、織田はすでにプロ志望届を提出しており、国内球団がドラフトで指名する可能性は残されている。
思い出されるのは、2012年の大谷翔平(当時・花巻東)のドラフトだ。
当時、大谷は高校卒業後のメジャー挑戦を表明していた。しかし、日本ハムはドラフト1位で指名。その後の交渉で大谷の入団を実現させた。
今年も同じようなドラマが生まれるのだろうか。もし最も驚くような指名があるとすれば、どの球団が誰を指名するだろうか。
「アメリカ行きを会見で宣言した織田投手を指名するか否かは大きな焦点です。似た状況としては、2012年のドラフトで大谷選手を日本ハムが強硬指名し、交渉して入団までこぎつけました。日本ハムだけでなく、昨年、佐々木麟太郎選手(スタンフォード大→マーリンズ)を指名したソフトバンク、DeNAも驚くようなことをやってくるかもしれません。
さらに、アメリカ絡みで言えば、佐藤幻瑛投手(ペンシルベニア州立大)も注目しています。先日、一部球団が調査を進めているとの報道がありました。現在の状況は分かりませんが、本来は青山学院大の鈴木投手と双璧になる1位候補の実力者だったので忘れてはならない存在です」
昨年のドラフトで大きな話題を呼んだのが、米スタンフォード大に在籍していた佐々木の1位指名だ。ソフトバンクとDeNAが競合し、抽選の末、ソフトバンクが交渉権を獲得。
しかし佐々木は今年7月のMLBドラフトでマーリンズから8巡目指名を受け、米国でのプロ生活を選んだ。米国志向の選手を指名することには、交渉がまとまらないリスクもある。
そうしたリスクを承知で、貴重な1位指名の交渉権を懸けた実績のある日本ハム、ソフトバンク、DeNAの3球団には今年もサプライズがあるかもしれない
また、もう一人注目されるのが佐藤だ。
仙台大学から米ペンシルベニア州立大学に編入した佐藤は、最速159キロの速球を武器とする右腕。大学日本代表でも実績を残してきた。
米国での挑戦を選んだ選手に対して、日本の球団はどのような評価を下すのか。織田と佐藤への指名の有無は、今年のドラフトの大きな見どころになりそうだ。
大学生捕手として歴史的な競合の可能性がある渡部、二刀流の菰田、知られざる剛腕・髙山、そして海を渡る決断をした織田と佐藤。
10月22日、12球団が下す決断は、選手たちの未来をどのように変えるのだろうか。
取材・文/集英社オンライン編集部














