「相方はすごく大事にしたい」
――おふたりは、ソロ活動も精力的にされています。そんなソロ活動中も「自分はCHEMISTRY」という意識は、やはりありますか?
川畑 それは絶対にあります。CHEMISTRYの活動休止中の5年間で感じたのは、やっぱりふたりでしかできないものの大事さ。そもそも、オーディションのときは「ソロをやりたい」と思った自分もいたけど、遠回りして来ることができた。
でも、CHEMISTRYじゃなかったらソロはできなかったかもしれない。そういう意味でも、活動休止期間もあるべくしてあったというか、必要な時間だったと思っています。それぞれ経験値を積んで、スキルアップして。また戻ってきたときには、もっと強くなっていないといけないと思っていましたしね。
堂珍 僕も、もちろんです。デュオを続けていく中で、自分の一個人としての可能性もやっぱり知りたくなる。でも「CHEMISTRYの堂珍」を拭い去りたいわけではなく、フラットに見てほしいだけで。何より、自分が世の中に出られた原点、相方はすごく大事にしたい。
うまく言えないけど、今の僕らはいわゆる旬の人、メインストリームの人とは違うけど、自分たちはそういうことじゃなくて。自分たちができることを探して、追求して、進化していきたい。まやかしみたいなものはいらなくて、ちゃんと地に足つけて。
僕らのライブって、常に3割くらいは新しいお客さんなんです。昔から応援してくれている人、3世代で応援してくれている人も、たくさんいるんです。
――25周年ツアーの第2弾(『CHEMISTRY 25th Anniversary Tour 「Beyond "The 2 Pulse"」』)を9月13日に終えたばかり。来年のデビュー日・3月7日には、ファイナルとなる『CHEMISTRY 25th Anniversary Finale 「ONE」』が控えています。
川畑 ファンの方がとても楽しみにしてくれている以上に、自分がいちばん楽しみにしているので(笑)。デビューしてからのいろんな曲を歌うと思うので、思い出す記憶もあるでしょうし。どういう気持ちになって、また26年目を歩き出すのか、楽しみだなと思っています。
堂珍 集大成でありながらも、やはり一夜限り。サプライズ要素も入れたいし、自分にも期待感を持ちたい。次へのつなぎ目になるライブだから、そこはすごく大事にしたいと思っていますし、何より僕が楽しくないと嫌だから(笑)。楽しみたいなと思っています。
25年という年月が醸し出したのは大人の余裕と、唯一無二の信頼感。若さという角が取れたCHEMISTRYの極上の歌声に酔いしれたい。
取材・文/池谷百合子
(写真/廣瀬靖士)














