同じものを着てないとフォームの確認ができない

指定された水着やラッシュガードを購入する負担と、実際の使用回数とのバランスに疑問を抱いた高橋都議は、「黒や紺が望ましい」とされる水着のルールについて、小学校の教員に問い合わせたことがあるという。

写真はイメージです(写真/PhotoAC)
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「子どもが小学生の時に、フリルがついたような私物の水着ではなぜだめなのか、黒や紺のスクール水着を毎年買わせるのはなぜなのかと先生に聞いたことがあります。私物であれば旅行などでも着用できますが、学校の1~2回の授業のために同じぐらいの値段の水着を買わなければいけないのは負担だという声があったためです。

当時の先生からの回答は『指導がしにくい』『同じものを着てないとフォームの確認ができない』というものでした。ある面では合理的なのかもしれません。しかし、それほど細かな泳法指導が今の実施回数でできるのか、疑問に思うところもあります」

続けて、「水泳授業の位置づけや目的について改めて確認すべきだ」と高橋都議は指摘する。

写真はイメージです(写真/PhotoAC)
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「今の学校の水泳授業は実態とルールがアンバランスになっていますし、子どもの安全が目的なのであれば、おそらく今のルールは正しいものではありません。何のための授業なのか、という位置づけを改めて文部科学省が示したり、東京都で言えば、教育庁がある程度の考え方を示した上で、教育委員会や各校長が『水泳授業のあるべき姿』を語るべきフェーズなのではないかと思います」

さらに高橋都議は、学校のルールやきまりのあり方そのものについても疑問を投げかける。

「学校のルールやきまりについては、『子どもにもきちんと説明できるものであるべき』という考え方を文科省は示しています。また、こども家庭庁でも『こどもの権利』への理解を広げる取り組みが進められ、子どもの意見を尊重しながらルールをつくることが重視されています。そうした流れがあるなかでも、学校のきまりについて、子どもや保護者とともに合意形成する過程が必要なケースもあるのではないかと思います」