「水戸の伝説の不良」が見せた、素直になれない昭和の男
—第3回は茨城県水戸市の伝説の不良(57歳)が登場します。
まさに「照れ屋論争」のど真ん中(笑)。『ビー・バップ・ハイスクール』(※注2)を地で行く夫は昭和の男で、「男として恥ずかしい」と照れて長年連れ添った妻に素直になれない。同世代である加藤さんは夫に理解を示し共感するも、春菜さんは令和の物差しで加藤さんに異を唱える。「その価値観はもういらないです」ってバッサリ(笑)。
加藤さんの意見の本質としては、口先だけで毎日毎日ジローラモみたいに女性を褒めるのではなく(笑)、ちゃんと言葉にリアリティを持たせたいと言ってるんですよ。もちろん春菜さんもそれは理解した上での「ああだこうだ」になってると思いますけど。
—スタジオパート(番組枠)もすごくライブ感のある現場なんですね。
今は番組そのものが生きている感じ、成長してる感じがします。番組っていい時は、それ自体が細胞分裂する感じで、幹が伸びて葉っぱがどんどん増えているような。各VTRのディレクター陣の取材力もめっちゃ今、伸び盛りな感じがします。
—今まで登場する方は圧倒的に幸せなアイカタが多かったと思うのですが、多様性という点では今後アイカタ同士が揉めてるとか、夫婦であれば離婚しそうとか、そういう2人が出てくる可能性もありますか?
予告するわけじゃないけど、100%ポジティブじゃない組も出てくると思います。アイカタって私たちが勝手に「仲がいい幸せな2人」って決めつけてはならないはずで。
たとえば極楽とんぼだってめちゃめちゃ断絶してる時期があって、「当たり前じゃねえからな」(※注3)を経て、その後おじさん2人が青春取り戻すみたいにイチャイチャして、そして今度は山本さんも結婚して新たなアイカタができて、今加藤さんとのコンビ仲はどうなんだろう? めっちゃ“無風”かも…(笑)。この世の全てのアイカタにもいろいろな山や谷があって当然ですからね。
※注1…8人組ボーイズダンス&ボーカルグループMAZZELのYouTubeチャンネル 「MAZZEL ROOM #まぜべや」
※注2…1983年から2003年まで『週刊ヤングマガジン』で連載された日本のヤンキー漫画の金字塔
※注3…2016年に『めちゃイケ ゴクラク少年愚連隊』で加藤浩次が、10年ぶりに地上波に戻ってきた相方の山本圭壱に対して積年の思いを叫んだ一節
取材・文/西澤千央 撮影/井上たろう
【放送情報】
『アイカタ~大切な人の【イイところ】撮ってきてください~』
NHK総合 毎週火曜 午後11時~
※「NHK ONE」で同時・見逃し配信予定














